月1回、外部弁護士を含め判例研究会を行っている。2019/6/24で第87回となる。判例時報2396~2399号から4判例がレポートされた。内1件は、兄妹間の争いであり、老人ホームに入居した両親と妹が面会をするのを兄が妨害することについて、被保全権利を「両親に面会する権利」として、妹が兄と老人ホームに対し妨害禁止仮処分を申立て、これが認められた事例(横浜地決H30.7.20)であった。ほかにも、認知症患者が行った低廉な任意売却について暴利行為による契約無効を主張して認められた事例(東京高判H30.3.15)など法的構成が参考となった。これらの判例につき、メンバー間で活発な意見交換がなされた。
第87回判例研究会
